2012年5月15日火曜日

良いWEBサーバーって?その2 今さら……第4回


良いWEBサーバーって? 今さら……第4回

今さら聞けないネットのあれこれ。
と言う事で、WEBサーバーについてのまとめです。

重要度:★★★
難易度:★★


前回、「安いモノには理由がある」と言いましたが、その理由と言うのは殆どの場合は、機能面での問題になります。

趣味としてのホームページであれば、機能面で多少の問題があってもフォローが出来るかも知れませんが、これがビジネスで使用する場合は、そうはいきません。
不安材料は可能な限り排除して、余裕のあるサイト運営が出来なければ、我々プロがいる必要も無いのですから。

では、「良いWEBサーバー」選びの基準についてお話します。
なお、これはあくまで私個人の基準ですので、他の製作会社やプロの方の意見とはかなり違うかも知れないので、あくまで参考としておいてください。

さて、現在「レンタルサーバー」と検索すれは、無数の情報が表示されます。その中から確実に「動く」WEBサーバーを選ぶことは、一般の方には少々ハードルが高いですね。

当然私も複数のサーバーから最適な物を選ぶのですが、その基準を下記にリストとします。
選択優先度は上から下に行くに従って、低くなります。
つまり、最初の項目が一番重要で、下に行くほど低くなります。
しかし低いから判断基準から除外する訳ではなく、総合的に判断する基準のうちの一つだと思ってください。


WEBサーバー選びの重要ポイント★3つで最高
・データベース
・言語
・サポート
・マルチドメイン対応
・サーバー容量

データベース  選択優先度:★★★
最近はCMSの使用を前提としてホームぺージ製作をしますので、ここが最重要のポイントとなります。
マルチドメイン※1同様、最近のWEBサーバーでは、当りまえの仕様になっていますが、使用できる容量に制限があったり、一契約当りの使用数に制限があったりするので、使用できるデータベースの数と容量の確認が必要です。
これも、使用できる数と容量は多ければ多いほどいいですが、まぁ最低限1データベース当り、300M程度の容量は確保したいですね。選定時に注意したい事は、データベースは使えるけど、具体的な容量や制限が明記されていないサーバーがあるので必ず確認してください。

言語  選択優先度:★★★
言語?と言ってもピンと来ませんよね。
これはWEBサーバーで扱えるプログラム言語の事になります。最近ではHTML以外にPHPやCGI※2と言った言語が動作するのかの確認も重要です。
これも、データベース同様、最近のWEBサーバーでは標準仕様となっていますが、PHPについてはヴァージョン5が使える事が前提となるので、その辺りの確認をしてください。

サポート  選択優先度:★★
意外と見落としがちですが、サポート体制がしっかりしているかどうかは、機能面並みに重要です。
閲覧可能な範囲で、サポートマニュアルを良く読んでください。
もし解りやすい内容で書いてあるとすれば、上出来です。

マルチドメイン対応  選択優先度:★★
一つの契約で、複数のドメインが使用できるというモノです。
最近のWEBサーバーでは比較出来当りまえになっていますので、ここでは、一契約で何個のドメインが使えるかを選択基準にします。

サーバー容量  選択優先度:★
これは、大容量に越したことはありませんので、利用料金が同じであれば、サーバ容量の多いところを選びます。
現在のWEBサーバーはハードディスクの巨大化で容量に対する価格がどんどん下がっていますから、選択優先度は低い状態です。

その他
機能面で上記以外の機能やサービスがあるかと思いますが、それらは……

おまけ だと思ってください。

上記の内容を満たしているのであれば、後はこちらの「おまけ」を選択事項に入れる事も可能です。


あくまで上記にあげた内容は、サーバー選びの一例です。
お客様によく聞かれる事が「無料サーバー」はどうなの?と聞かれる事があります。
むろんホームページの規模によっては、無料サーバーでも十分な事もありますが、無料サーバーの場合は、かなりの頻度でページ内に広告が掲載されてしまいますので、企業ホームページとしては、如何なものかというところです。

また、値段の安いサーバーは上記の選択条件のいずれかに問題がある場合が多いので、妥協点を何処に設定するかで、借りるWEBサーバーの金額が決まると言ってもいいかと思います。




マルチドメイン※1
一つの契約で、複数のドメインが扱える事を言います。
数年前までは、ドメインは一契約につき一ドメインでしたが、今は殆どのレンタルサーバーで、マルチドメインが標準化されています。選定のポイントとしては、何個のドメインが使用できるかを確認してください。


PHPやCGI※2
プログラム言語と説明しましたが、これは動的なホームページを制作するのに欠かせない言語です。
つまり、現状でPHPが動かせない様なレンタルサーバーでは、誰も借りないでしょうね。

動的なホームページと言うのは、データを読み込んで表示をするようなページの事を言います。
HTMLで書いたページを静的と言いますがその反対の意味で、動的なページとうい言い方をします。
このあたりは、そのうちに詳しく説明したいと思います。



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